電気代に、ガス代、食品の値上げ。
「毎月なんとなく出ていくお金」が、じわじわ重くなっていますよね。
4月には電気代の政府補助も終わって、モデル世帯の電気代は月13,700円前後まで上がりました。
とはいえ、ガマンを増やす節約は長続きしません。
先に手をつけたいのは、一度やればずっと効く「固定費」。
そして、いざというときに慌てて高い買い物をしなくて済む「備え」です。
この2つ、別々に考えがちですが、じつはセットで見直すとムダがありません。
効果の大きい順に、5つ紹介します。
1. 電気の料金プランを見直す
固定費でまず手をつけたいのが、これ。
理由はシンプルで、手続きはほぼネットだけ、しかも効果が毎月ずっと続くからです。
じつは2016年から、電力会社は自由に選べるようになっています。
でも、大手のプランのまま、という家庭がけっこう多いんです。
会社やプランを変えるだけで、月1,000〜2,000円、年間1〜2万円ほど安くなることもよくあります。
切り替えに工事はいりませんし、停電しやすくなることもありません。
送電線は今までと同じなので、電気の質もそのままです。
注意点は、燃料費がそのまま響くプランや、解約金がかかるプランがあること。
選び方は、電気代節約の記事一覧でくわしく扱っています。
2. ガスと電気の「セット割」
じつは都市ガスも、2017年から自由化されています。
電気とガスを同じ会社にまとめる「セット割」も、各社から出ています。
割引は、年1,000円くらいから1万円前後まで、会社や地域でさまざま。
ただ、ひとつ注意です。
「まとめれば必ず安くなる」とは限りません。
電気とガスを別々に、一番安い会社で契約したほうがトータルで安い、ということもあります。
まとめる前に、今の使用量で総額を比べてみてください。
3. 水の備え
ここからは「備え」の話です。
災害でライフラインが止まったとき、水は1人1日3リットルが目安。
農林水産省は、最低3日、できれば1週間分をすすめています。
3日分でも、1人9リットル。けっこうな量ですよね。
基本は、ペットボトルを箱で買って、ローテーションする方法です。
ウォーターサーバーを使っているなら、ストックのボトルがそのまま備蓄水になります。
いつもより1〜2本多めに置いておくだけで、買い足しの手間なく備えが回ります。
サーバー選びや電気代の目安は、ウォーターサーバーの記事一覧にまとめています。
4. 食品のローリングストック
食品の備蓄というと、乾パンみたいな非常食を思い浮かべがち。
でも今の主流は「ローリングストック」です。
普段食べるレトルトや缶詰、パックごはんを、少し多めに買っておく。
古いものから日常で食べて、食べた分を買い足す。これだけです。
じつは、これは節約にもなります。
値上げが続く今、よく使う保存食を安いときにまとめ買いするのは、ちょっとした防衛策。
賞味期限切れで捨てるムダも出ません。
何をどれだけ備えるかは、防災備蓄の記事一覧で紹介しています。
5. 停電への備え
日本の電力は、世界的に見ても安定しています。
でも、災害時は別の話です。
2018年の北海道の地震では、最大約295万戸が停電しました。
2019年の台風15号では、千葉を中心に最大約93万戸。復旧に2週間以上かかった地域もあります。
停電すると、スマホの充電も、冷蔵庫も、夏ならエアコンも止まります。
そこで広がっているのが、ポータブル電源です。
スマホなら数十回、扇風機や冷蔵庫なら数時間〜十数時間動くモデルもあります。
普段はキャンプや車中泊にも使えるのが、うれしいところ。
ただし、容量も値段も幅が広い。
「大は小を兼ねる」で選ぶと、数十万円コースになってしまいます。
必要な容量の考え方は、ポータブル電源の記事一覧で解説しています。
全部いっぺんに、やらなくて大丈夫
5つ全部を、一度にやる必要はありません。
優先順位をつけるなら、この順番がおすすめです。
- 1. 電気の料金プラン(効果が大きくて、手続きもかんたん)
- 2. ガスのセット割(電気の切り替えと一緒に比べると一度で済む)
- 3. 水とローリングストック(買い物のついでに始められる)
- 4. ポータブル電源(金額が大きいので、必要な容量をよく調べてから)
固定費は、最初の手続きさえ終われば、あとは何もしなくても毎月効き続けます。
値上げのニュースにため息をつく前に、まずは今月の電気の検針票を、いちど眺めてみてください。
